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四面楚歌の話
5月某日。

いつもの日常、何ら変わり映えしない1日。
彼女は、いつもの様に無難に所用を済ませ、行きつけの場所に行く。

普段はそのまま、自分の空間に浸る。
しかし・・・・・・今日は、それが許されなかった。


到着。
まず、入り口で彼と遭遇。
何となく予想していたが、まさかこうも思惑通りの結果になるとは・・・。
まぁいい。フランクに会話を交わす。そして、笑顔で別れる。

1人になる。さぁ!これでやっと私だけの時間・・・と思いきや

何者かが、遠慮なしに、いとも簡単に
彼女のプライベート空間・神聖なる領域を破ってきた・・・!!
突然ドアが開く。不意打ちで、別の彼が侵入。
これは予想外の出来事。予防線を張っていなかった彼女は当然驚く。
まさか、あなたとも再会するなんて・・・・・・。
しかし、ここも平然を装い笑顔で会話、彼と別れる。

再会続きで、内心動揺している彼女。
しかし、もうこれで、今度こそやっと1人になれる・・・!!

「!!!!!」

隣から、聞き覚えのある声が聞こえてくる。
まさか・・・・・・!?
いえ・・・そんな筈はない、認めたくない!!

自分の中に生まれる数々の疑問符をかき消す為、彼女は集中する。
もうこの空間では、自分以外の余計なものは排除してしまいたい。
周りの雑音は聞かない、聞こえない。
この時ばかりは、いっそ聴覚を捨て去りたいとさえ願ってしまう。

あぁ・・・・・・でも!!!!

この声は、過去に最も・・・・・・私だけに捧げられた音。
拒絶しても、体が覚えている。反応する。
細胞に浸透してくる。捕らえて離さない。支配される・・・。


その音は・・・・・・止むことを知らなかった。


彼女は、忙しい毎日の中で
たった90分間だけ、自分の世界で目を閉じたかっただけなのだ。
ただそれだけなのに・・・これも贅沢な願いなのですか。
どうして・・・・・・突然、こうも記憶を荒立てる事が次々に起きたのでしょうか。


これは・・・現実から決して逃がさない、という啓示でしょうか?

過去も現実もちゃんと受け止めるから
どうか、少しだけでいい、私を一切干渉しないで。
一瞬でいい、存在を消して。
必ず戻ると約束するから。
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【2006/06/05 12:40】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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